医療現場などでも使われる手洗い法
俗に言う衛生的手洗いというやつですね。
普段生活していて一般の方が行っている手洗い法は汚れが残っていることが多いです。もちろんきれいに洗えている方も沢山いると思いますが、そもそも手洗いの方法?となる方もいるのではないでしょうか。
コロナが流行している今、感染予防のため医療現場で様々な医療職が行っている衛生的手洗いについて説明します。
基本的には1つの処置を行う前後、1行為2手洗いを目安に私たちはこの手洗いを行なっていますが、そこまではやらなくて良いと思います。最低でも帰宅時などに行なってください!
はじめに
まず、洗い残しの多い部位を把握する必要があります。
- 指先
- 指の間
- 手のひらのしわ
- 手首
が主に挙げられます。
特に指先は物をよく触りますし、爪の間などは洗いづらいと思いますが、ここをよく洗うことが重要となってきます。
洗い方
石鹸はできれば泡タイプをオススメします。固形石鹸や液状石鹸の場合はよく泡立てて使用してください。泡立てずに使うと手のしわなど細かいところまで届かず菌・ウイルスを洗い流せませんし、手の油を必要以上に持っていかれて乾燥や皮膚トラブルの原因になります。
①〜⑥の工程を30〜60秒程度で行います。
①手のひらを洗う ②手の甲・指の間を洗う
③指先・爪の間を洗う ④指の間を洗う
⑤親指の付け根を洗う ⑥手首を洗う
までの工程を行って流水で洗い流します。
ここで重要なことが2つあります。
1つは、洗い流す時間は30〜60秒ですすぎ時間が長い方が効果があります。
2つ目は、ペーパータオルで拭き取る。本当ペーパータオルが望ましいですがご自宅にあるっていう家庭は少ないと思います。その時はよく乾いたタオルでも大丈夫です。
湿ったタオルは菌の温床です。せっかく手を洗ってもまた菌をつけることになります。
ついでに消毒液について
ポイントだけ書いていきます。
- プッシュ式の物でしたらしっかり1プッシュ分消毒液を取りましょう。その量がその製品で確実な除菌効果を得るための適正量になります。少ないと効果的な除菌効果が得られません。
- 消毒液使用前によく手を乾かし、消毒液が乾くまでよく手に擦りこんでください。消毒液は乾く際に除菌効果が発揮されます。手が濡れている場合はあらかじめよく手を拭いてください。
私の職場では指先を消毒液につけるようにしてから手指消毒を始めるようにと言われています。手のひらに消毒液を貯めてそこに指先をつける、といったように始めていきます。
↑こんな感じで! こうすると指先をよく消毒できますよね。
私の普段やっている手指衛生はこんな感じです。
皆さんも参考になるところがあれば試してみてください。